退職までの道のり 雑記①
今年3月末で会社を退職した。
退職すると決心するまで一時期は会社の仕事状況も重なって
胃が痛くなるほど悩んだこともありました。
その時々の気持ちを綴った雑記を久々に
見つけたため、記事として残しておこうと思います。
いつか、また自分で読み返した時にその時の気持ちを思い返せるように...
※以下、長文です~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
2015年某月某日
両親に伝えた。
会社を辞めて、これまでやりたいと思っていたことをやりたい、と。
会社にはまだ伝えていないが、ここから何かが始まるような気がする。
「何か」はまだはっきりと分からないが、ワクワクする人生を歩んでいきたいと思う。
もちろんリスクは今後常に付き纏うだろう。様々なリスクを背負いながら、
やりたいことをいつまでも続けれるか分からない。
しかし、ここで決断せず挑戦を諦めたらいつか後悔する自分がいるのは
目に見えている。
キブツ、サンチャゴ・デ・コンポステーラ、狩猟、田舎暮らし...
不安はたくさんある。しかし、社畜同然になって、日々悶々とパソコンを睨むような
生活を続けるくらいなら、しばらくの間やりたかったことをやってみる、ある意味で
空白の時期が一生に一度くらいあってもいいのではないだろうか。
今の自分にはその空白の時期が人生にとても深い、大きな影響を与えると思っている。
こんなことを話したらやはりというか心配したのは母である。
特殊なスキル、資格もないのにどうやって仕事を辞めてから生きていくのか、と。
もちろん確かにそうだ。しかし、と思う。
無いから自分に合うものを探しに行く、身に付けに行く、のだとも。
大きな組織を抜け出して、もっと知らない世界を見たい。
自分に合った環境やこれだと思えるものは必ずあると思う。ただ今はそう思っている。
何故キブツに行きたいのか?行ったことが無いから。
何故スペイン踏破の旅をトライしてみたいのか?トライしてみたいから。
何故田舎生活をしたいのか?田舎生活を自分自身で実践してみたいから。
理由は突き詰めれば、未だ経験をしたことがなくやってみたいから、となる。
会社を辞めることになれば両親やお世話になった方など多くの人に迷惑をかけ、
心配をさせることになると思う。
しかし、それでも自分の挑戦してみたい気持ちの方が重い。
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最後に学生の頃読んだ立花隆著『青春漂流』の中で
心に残る言葉を皆さんに紹介します!
<プロローグより>
「若者の前にはあらゆる可能性が開けているなどよくいわれる。その時”あらゆる可能性”には、あらゆる失敗の可能性もまた含まれていることも忘れてはならない。
<エピローグより>
自分の人生を自分に賭けられるようになるまでには、それにふさわしい
自分を作るために、自分を鍛え抜くプロセスが必要なのだ。それは必ずしも将来の
『船出』を前提とした意識的行為ではない。自分が求めるものをどこまでも求めようとする意識が存在すれば、自然に自分で自分を鍛えていくものなのだ。
そしてまた、その求めんとする意思が充分に強ければ、やがて『船出』を決意する日がやってくる。」
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