トルコ・カッパドキアで洞窟ハウスに六泊したよ!
メルハバ!
トルコはまだまだ暑いです!
中央や東部、南部の地中海沿岸はなおのこと暑さが続いているようです。
ところで旅先で友達になったトルクメニスタン人は「今あなたの国どれくらい暑いの?」
というのに対し、「うーん50度はあるかなーフフフ」と軽く答えていました。
ほう....50度かね ...汗
ちなみに中央アジアウズベキスタンでは夏に吹き荒れる熱風のことを「チッタ」
というそうです。イスラエルでは「ハムシーン」と言い、説明するより
体験してもらった方が早い!と言いたくなるほどです。
あれはそうオーブンを開けた瞬間に出てくる熱気が風となり砂漠に生けるすべての
ものを乾燥させてしまうような....
それはそうと本題に入ります。
【トルコの夜行バスはスペックが高い!】
イスタンブールでトルコの雰囲気をたっぷり取り込んだ後、目的地に
したのは中央トルコのカッパドキアです。
イスタンブールからカッパドキアへは長距離なので夜行バスでも12時間はかかりました。そして驚いたのがバスのスペックの高さ!
TVスクリーンは飛行機のそれより何倍も鮮明!
(海外映画もドラマもすべてトルコ語だけど!)
チャイ、ジュース、水のサービス有り!
朝にはスプレーで車内の空気をリフレッシュ!
サブ運転手が起床してきたのを計らって空気をリフレッシュ 快適な目覚め!o(^▽^)o
【洞窟部屋はすごく良かった!】
カッパドキアと言っても、その名前の村や街があるわけでなく、
ギョレメやネヴェシェヒルといった幾つかの地方都市で構成されてできた広い
地域のことを指します。その中に奇岩群や崖に洞窟群、渓谷、キリスト教古期の修道院や教会などが散らばっています。
さて、イスタンブール出発から12時間後に着いたのは、カッパドキア中心にある地方都市Nevsehirネヴェシェヒル。
我々はここで隣接するNarナール村というところでホストしてくれる方の家に向かいましたが、そこの家がなんと洞窟を改装した家でした!
中央がホスト宅
絨毯が好きでもうたまりません!
上のようにナール村全体は奇岩の丘の上に建てられたようなもの。
古い家も新しい家も古代の洞窟と合体し、ある洞窟や家畜小屋になり、車庫になり、部屋になったりと使い方は用途に合わせてあるようでした。
古代遺跡と現代の住居ごっちゃになったなんとも不思議な村!
ホスト曰くこういった古代の洞窟は誰でも勝手に使ったり、改修したりすることが可能というわけではなくしっかりとした手続きや申請が必要とのことでした。
オイオイオイ....格好良すぎるだろがっ!!!
洞窟の部屋の中は常に空気がヒンヤリとし、気温が一番高くなる時間帯でも
決して熱くなることはありませんでした。
放射冷却のおかげで夜はちょっと寒いくらいです。
なんだかローマ時代の富豪になった気分(笑)
ここナール村自体は小さなもので村の中心地にはモスク、パン屋、肉屋、理髪店、雑貨屋、服屋がそれぞれ一軒か二軒ほどしかなく、あとは歩道に並べられた椅子におじさん、おじさんそしてまたおじさん....が一日中座っては世間話をしたり、バックギャモンに興じています。
とにかくのんびりした場所だな〜
Kasapとは精肉屋 この干し肉詰めがスパイス強烈で美味いのなんの♥
結局ここの洞窟ハウスには六泊もお世話になってしまいました。
【カッパドキア郊外の穴場スポット ナール湖】
ネヴェシェヒル中心街からバスで南へ40分程行くと地下都市で有名な
Derinkuyuデリンクユという小さな町があります。
さらにそこからほぼ真西へ15kmほど離れた場所にNarl Golナール湖というクレーターのようなすり鉢状になった地形に湖があります。
ここへはミニバス等がないので、タクシーを使うかヒッチハイクがいいでしょう。
着いてみると何やらパンパンパーンと音が対岸から響いています。
何だろうと思っていると、銃声でした。
後になってトルコ人に教えてもらいましたが、田舎では大体みな少なくとも一丁は
銃を家に持っているらしく暇な時、誰かの結婚祝い、サッカー代表が勝利した時など
銃を撃ったりするらしいのです。
とりあえず、流れ弾が飛んでこなくて良かったです汗
それにしてもここは美しい場所!
さしずめ奇石群と違い観光場所ではないためツアーバスも来ないし、ローカルしか訪れず静かなところです(銃乱射が無ければ)。
牛飼いが放牧もしていた
岩にも観光スポットにも飽きてきたら、ちょっと郊外へ足を伸ばし
中央トルコの大自然を満喫するのも良いでしょうo(^▽^)o
【なかなか良かった気球体験!】
トルコカッパドキアと聞いたらイメージしやすいのが、
早朝の気球体験でしょう。
ツアーなどに申し込んだりすると一人100ユーロ前後するのですが、
街でヒッチハイクをしていたらたまたま通りがかったおっさんが
65ユーロで手配してくれるというので申し込んでみました。
現地に住む人も安くても80ユーロはするけど、65なら恐らく最安値だろうということで
した。
あちこちで気球を準備!
飛行時間はどれも大体1時間ちょっと。
徐々に高度を上げていき、朝日を眺めたり奇岩群に接近してみたりなど
しながら出発場所とは全く違う場所に着陸。
周りの乗客を見渡すとロシア人と中国人。中国人だけが乗る中華航空と書かれた気球もあったりしました。
4年前から日本人が来なくなって以降、彼らが主要なお客さんのようです。
この日の夜、我々は夜行バスで黒海沿岸の街トラブゾンへ向かい、
その後グルジアへ向かいました。
Goremeギョレメの遺跡群と街
高スペックの夜行バスを再び
ターバンをそのままアイマスクにして寝ます(-_-)zzz
多くの現地人との出会い、素晴らしい大自然をありがとう。
次回はコーカサス三国の一つ、ジョージアの「秘境」に関して書きたいと思います!
それではデュレデュレー