ジョージアの「秘境」?メスティアはこんなところだった!その①
ガマルジョバ!(ジョージア語でこんにちは)
因みに友人など近しい関係にある人同士だと、ガマルジョス!
バスを乗り継ぎひたすら東へ東へ....
[国境へ トルコ→ジョージア]
そして着いた国境は旅行者カー、長距離バスや大型物流トラック、乗り合いミニバス、果ては物売りのリヤカーまでもがごった返し、まさに芋を洗う混雑!
ジョージア人と同じラインに並びますが、困ったのがトルコ側のパスポート検査官のおっさん。英語全くダメ、トルコ語オンリーなのに質問はたくさんある様子...ジェスチャーされてもこちらが良く理解できないため、向こうはしぶしぶ通過させざるを得なくなりハンコだけでスルー....
ジョージアサイドでは特に問題なく無事入国完了!
[馴染めなかった街 カジノのバトゥミ]
トルコとの国境の街、ジョージアはバトゥミ。ジョージアでほぼ唯一の輸出入用の港であり、ウクライナのオデッサ間でフェリー運航もされています。
この街、ジョージアで唯一合法的にカジノ等のギャンブルが認められている場所で、
ロシアやトルコからの観光客がそれを目当てに大勢やってきます。
古くからの歴史はありますが、ビーチ沿岸部のみがなんちゃってラスベガス第三世界風
になっており妙な雰囲気に馴染めませんでした。
[メスティアへ!]
バトゥミから次なる経由地はジョージア第二の都市クタイシ。
アンオフィシャルな乗り合いタクシーで2時間半休憩なしでひたすら田舎道を爆走してました。時速150kmだろうが一車線で対向車が来ようが牛が寝ていようが、
ガンガン追い越しして先を急ぎたいのがジョージアの運転手。
その運転の怖さたるや疲れていても眠気なんてものは全く来ませんでした(*_*)
このバスターミナルは、中心地から少し離れた南西に位置する場所(MaCdonald'sの裏)にありジョージアの各地へ乗り合いミニバスを出しているため旅人にとっては要所です。
位置がはっきり分からなくても「クタイシマクドナルドブステルミナル!」とはっきり言えばローカルは分かってくれるはずです。
クタイシで数日過ごした我々は、ここからメスティアに再出発です。
チケット窓口は上の写真のLas Vegas入り口にありました。料金は一人40ラリ(約1,200円)で5,6時間の道のりなので安いと考えるべきでしょう。
ローカルと欧州バックパッカー勢と我々アジアンを乗せて出発です。
動物が悠々と歩き、奥には山脈が現れてくるといかにもコーカサスな風景
に喜びを溢れて仕方がありませんが、村々には旧ソ連時代の廃工場や廃アパート、
不明な廃墟と化した巨大な建物が見えてくると何とも言えない気分にもなります。
目的地のメスティアはジョージアの北西部に位置するスヴァネティと呼ばれる地方の奥にある村です。このスヴァネティに点在する村々にある教会や古い家屋と自然が織りなす文化的景観は1996年に世界遺産に登録されています。
休憩含め6時間かけ田舎と山道を爆走して着いたのは村の中心部。
そして驚いたのは、中心部の道路や建物の整備のレベルの高さです。完璧なまでに
道は石畳が綺麗にされ、ホテルも外装はヨーロピアンスタンダード、Restaurant&Barも軒を連ね秘境感全く無し!笑
ともあれ事前に調べていた日本人ブログに多く登場するホームステイ型宿「ナジの家」
を目指します。「ナジ?ナジ?あっち?」と村人に聞きながら路地に入り込んでいくと
我々を見つけた子供らが「ナジ!ナジ!ナジ!」と叫んできます。
どうやらこのデカイしかも「復讐の塔」付きの家がそうらしい...
ていうか看板も何も付けないんかい!
ここの宿のナジさんはおばあちゃんの名前です。
村の中心部にあるツーリストInfo.隣で雑貨屋を営んでおり、トレッキングの帰りや
朝バス乗る前に立ち寄って挨拶すると毎回もれなくアイスクリームを頂けました!
外では大豚と小豚10数匹が走り回り、子供達も居間をドタドタと駆けながら遊ぶ
大家族!おじいちゃんはいつでも自家製チャチャ(蒸留酒)で大歓迎!
ローカル家族と超ディープなメスティア滞在1日目は夜の乳搾りをしてから
終わりました。というかせっかく満タンだったバケツを最後に牛が蹴とばして溢れて強制的に終了(爆)
それではヅィリ ネビサ!おやすみなさい!