砂漠のトレッキングをしてきたよ!途中熱に侵されながら...(・Д・)ノ Day 1st.
日本の今頃はかなり冷え込んできているのでしょうか...
こちらイスラエル南部は朝晩は寒くなってきても、日中はプールにでも
行きたくなるような暑さになります。
そんな中、先週の4日間砂漠を約50キロトレッキングをする 旅に参加してきました。
これはキブツサマールの毎年の恒例行事らしく大人から子供まで50人以上が参加しました。
ということで、今回はトレッキング4日間をダイジェストでお伝えしようと思います!
Day 1st.
初日の出発は早いです。
AM0500、ダイニングホールに大量の野菜とパン、チーズ、コーンフレークetc....
出発直前にその日の朝食と昼食を各自作ります。
自分勝手なスタンダードからすれば、サンドイッチくらい前日に用意しておけばいいじゃねえか....と言いたくなりますが、そこはイスラエル。
皆バラバラにやってきてはコーヒー飲んだり作ったサンドイッチを早速食べたり、
バス出発の直前までゆったりとした感じです(ー ー;)
裏口の駐車場では、参加者の他の荷物やマットレスなどトラックに積み込む準備をしています。 参加者でもキブツに残るメンバーは、その日泊まるベースキャンプまで
大量の食料や水、マットレスを届けてくれるのです。
日中はサンドイッチと水だけ担いで歩き、夕方の到着までには届けてくれる食材を皆で調理し、夜を過ごし、また次の日歩くという何とも都合の良い旅の始まりです(笑)
マットレスは普段ベッドで使うような分厚いものをみなじゃんじゃん持ってくるので驚きです
キャンプ用のコンパクトサイズを使うなど自分のみでした....
ヨルダン側から昇る朝日は毎日美しい...
出発地はシャハルート(Shaharut,שַׁחֲרוּת)という砂漠の中でも果てしなく孤立した集落からです。
聞けばこの集落、30年前ほどから人が住み始めたらしいのですがあまりの孤立感からつい10年前までは国もここに集落ができていたことすら気が付かなかったらしいです!
なら電話は?住所は?など質問がつきませんが、勝手にヒトビトが住み始めたため
国側は近年移り住んできた何家族かに罰金を払わせるため法廷沙汰にまでなったらしいです....(´・Д・)」
今住んでいるひとのほとんどは自然派系のアーティストたちとのことです。
シャハルート 集落の一部
ともあれ、バス到着後いよいよ出発です。
日本ならここでいちいち集合させて点呼とったりするでしょうが、
そんなものは全くありません!降りてすぐタバコを巻き出したり、着替えをし始めたりと歩き出しもみ〜〜んなバラバラです。
バラバラで出発!
まずは2時間くらい歩くのかなーとまた勝手な自分のスタンダードで考えていたら
見事に裏切られました。
歩き出して約10分、いきなり崖のてっぺんで30分休憩!(笑)
コーヒー沸かしたり朝食食べたり用を足したり寝転んだり....
イスラエルのトレッキングはどこまでも自由なのです!
休憩の後はひたすら砂の大地を友達とおしゃべりしながら歩きます👇
砂漠はつづくよどこまでも......
昼前になり気温も上がってきたので崖の影で長時間の休憩です。たっぷり2時間!
暑さと足もかなり疲労感があったのでこの時はシエスタを取りました。
周りも同様ひと寝入りです*1..zzzZZ
トレッキングと休憩を繰り返し、夕方16時頃に初日の野営地に到着!
この日はティムナ渓谷(国立公園)の崖の最上部に野営です。
野営といっても先述したように、すでにトラックは到着しており
食事の用意は完璧。あとは自分のマットレスと探し好きな場所に
寝床を確保するだけというお手軽さ(^ ^) 準備してくれたみんなトダーラバー!
ティムナ渓谷全体が見渡せる
逆さに見ると面白いからということでやってみる.....
このティムナ渓谷。人類の歴史はおろか恐竜よりもはるか太古の歴史を地質的に
直に触れ見ることのできる貴重な場所です。上の写真の渓谷中心にある黒色の山は5億年以上前のカンブリア紀に遡る造山活動の結果で、歩きながら貝などの化石を見つけることもしょっちゅうあります。
また古代エジプトの時代、人を住まわし銅を掘り出していたため銅鉱山や神殿の跡も残っています。一説には夏は灼熱の砂漠なので冬の時期に奴隷を連れてきては坑道を掘らせ、銅を掘り、鍛練所で働かせていたと言われています。
そんなことでこの日の夕食は野菜たっぷりスープとキブツで取れた焼きトウモロコシでした👇
夜は必ず焚き火をします。イスラエル人は焚き火大好き!
皆それぞれの夜を過ごし、寝袋に入って行きました....
Day 2nd.へ続く
*1: _ _